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特集 全身疾患と耳鼻咽喉科 Ⅵ.消化器疾患
3.ポイツ・ジェガース症候群
著者: 矢口厚1 勝岡憲生1
所属機関: 1北里大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.163 - P.166
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Peutz-Jeghers症候群は,口唇,口腔粘膜,そして掌蹠の色素斑と消化管ポリポージスを合併する常染色体優性遺伝の疾患である。決して発生頻度は高くはなく,日常診療にて遭遇する場面は多くはないが,他の色素疾患との鑑別を的確に行い,診断することが大切である。
本稿では,典型的なPeutz-Jeghers症候群の症例を呈示し,その特徴を述べるとともに,日常診療でたびたび遭遇する口唇および口腔粘膜に色素斑を呈する疾患との鑑別点について検討した。
Peutz-Jeghers症候群は,口唇,口腔粘膜,そして掌蹠の色素斑と消化管ポリポージスを合併する常染色体優性遺伝の疾患である。決して発生頻度は高くはなく,日常診療にて遭遇する場面は多くはないが,他の色素疾患との鑑別を的確に行い,診断することが大切である。
本稿では,典型的なPeutz-Jeghers症候群の症例を呈示し,その特徴を述べるとともに,日常診療でたびたび遭遇する口唇および口腔粘膜に色素斑を呈する疾患との鑑別点について検討した。
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