文献詳細
原著
喉頭癌T2症例の検討—当教室12年間の成績
著者: 寺山善博1 米本正明1 長舩宏隆1 小田恂1
所属機関: 1東邦大学医学部第一耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.343 - P.347
文献概要
喉頭癌は頭頸部悪性腫瘍の中でも発生頻度が高く,またその予後は一般に比較的良好である。放射線感受性が高いため,T1,T2の早期症例では音声機能を考慮し放射線治療やレーザー治療が第1選択とされている1〜4)。
当科でも,T1,T2の早期症例では放射線治療を第1選択として治療している。今回われわれは,当科で一次治療した喉頭癌T2症例について臨床的検討を行ったので報告する。
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