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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻6号

2000年05月発行

原著

内視鏡下経鼻Partsch I法鼻内開窓法による切歯管嚢胞の治療

著者: 西平茂樹1 中田吉彦1 坂本賢生2

所属機関: 1秋田県厚生連雄勝中央病院耳鼻咽喉科 2秋田大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.352 - P.355

文献概要

 はじめに
 切歯管嚢胞は鼻口蓋嚢胞の1型で,胎生期鼻口蓋管の遺残上皮に由来する非歯系外胚葉性上皮性嚢胞(裂隙性嚢胞)であり,上顎骨内に発生する疾患である1)。最近われわれは本症を経験し,顎嚢胞手術法として古くより知られるPartsch I法開窓法1)を応用し内視鏡下に鼻腔底部に副腔として開窓したところ良好な結果が得られた。症例を報告し若干の考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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