icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻8号

2000年07月発行

原著

茎突靱帯完全化骨を認めたEagle症候群の2症例

著者: 片橋立秋1 長谷川真也1 宮崎三忠2 関田恭子3 永田博史3 沼田勉3

所属機関: 1船橋市立医療センター耳鼻咽喉科 2宮崎耳鼻咽喉科医院 3千葉大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.539 - P.542

文献概要

 はじめに
 以前より,茎状突起の過長や茎突舌骨靱帯の骨化が咽喉頭違和感,顔面痛,頸部痛などの原因となることが知られており,1940年代にEagle1)が本疾患を多数例まとめて報告したことよりEagle症候群とも呼ばれている。診断は臨床症状およびX線所見より比較的容易であるものの,ときに咽頭炎,三叉神経痛,咽喉頭異常感症などとして長期間の保存的治療を受けている場合もあるため注意を要する。今回われわれは,舌骨甲状靱帯の全長にわたる骨化を示したEagle症候群の2症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら