icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科72巻9号

2000年08月発行

原著

鼓膜所見の正常な先天性耳小骨固着症—小児の手術症例の検討

著者: 金玉蓮1 山岨達也1 加我君孝1

所属機関: 1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.609 - P.613

文献概要

 はじめに
 中耳奇形の1つである外耳道,鼓膜が正常な先天性耳小骨固着症は,聴覚検査法の進歩で幼小児期に発見されることが多くなった。本疾患は手術により聴力の改善が期待できるが,その病変は様々であり,手術も単なる耳小骨連鎖の再建からアブミ骨手術まで様々な手技が必要となる。このため,聴力改善は必ずしも容易ではない。今までこの疾患についていくつかの報告があるが1〜6),小児の手術症例についての報告は稀である。
 今回,われわれは先天性耳小骨固着症の小児の手術症例について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら