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はじめに
喉頭肉芽腫は主に声帯突起部に一側性あるいは両側性に発生してくる隆起性炎症性腫瘤である。その発生頻度はそれほど高いものではないが,しばしば再発し,治療に難渋すること,あるいは自然寛解する例もあることから臨床家の注目を集めている疾患でもある。また,最近5〜6年で治療方針の立て方についても大きな変化がみられるようになってきた。そこで本稿では喉頭肉芽腫の治療を中心に概説する。なお,喉頭肉芽腫の分類としては原因別にhyperfunctional,hyperacidic,intubationalと分けるもの,特異性,非特異性に分ける分類法もあるが,今回は接触性と挿管性の2つに大別して話を進めたい。
喉頭肉芽腫は主に声帯突起部に一側性あるいは両側性に発生してくる隆起性炎症性腫瘤である。その発生頻度はそれほど高いものではないが,しばしば再発し,治療に難渋すること,あるいは自然寛解する例もあることから臨床家の注目を集めている疾患でもある。また,最近5〜6年で治療方針の立て方についても大きな変化がみられるようになってきた。そこで本稿では喉頭肉芽腫の治療を中心に概説する。なお,喉頭肉芽腫の分類としては原因別にhyperfunctional,hyperacidic,intubationalと分けるもの,特異性,非特異性に分ける分類法もあるが,今回は接触性と挿管性の2つに大別して話を進めたい。
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