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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科73巻3号

2001年03月発行

Current Article

喉頭肉芽腫の治療

著者: 井之口昭1 中島俊之1

所属機関: 1佐賀医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.181 - P.185

文献概要

 はじめに
 喉頭肉芽腫は主に声帯突起部に一側性あるいは両側性に発生してくる隆起性炎症性腫瘤である。その発生頻度はそれほど高いものではないが,しばしば再発し,治療に難渋すること,あるいは自然寛解する例もあることから臨床家の注目を集めている疾患でもある。また,最近5〜6年で治療方針の立て方についても大きな変化がみられるようになってきた。そこで本稿では喉頭肉芽腫の治療を中心に概説する。なお,喉頭肉芽腫の分類としては原因別にhyperfunctional,hyperacidic,intubationalと分けるもの,特異性,非特異性に分ける分類法もあるが,今回は接触性と挿管性の2つに大別して話を進めたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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