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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科73巻5号

2001年04月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の新しい器械,器具

Ⅱ.画像機器

1.3D-CT 1)耳科領域

著者: 吉田晴郎1 森川実2 小林俊光1

所属機関: 1長崎大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2長崎大学放射線科学教室

ページ範囲:P.29 - P.33

文献概要

 はじめに
 高分解能CT(high resolution CT:HRCT)の普及に伴い,耳鼻咽喉科領域においても画像診断の有用性が広く認識されてきた1,2)。耳科領域において,対象である側頭骨の大部分は含気腔と骨構造で構成されることから,HRCTのよい適応とされ画像診断の中心を担ってきた。同時に耳小骨の評価は診断上極めて重要であるが,その骨構造は小さく複雑であることから,従来の二次元的な断面のみでは把握しにくいことも多い。最近では,より高度な画像診断を目的として,三次元再構成を初め種々の画像処理法が取り入れられている3〜6)
 本稿では耳科領域の三次元CT画像を呈示し,若干の解説を加えるとともに当施設で行っている方法について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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