icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科73巻5号

2001年04月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の新しい器械,器具 Ⅱ.画像機器

5.超音波

著者: 沼田勉1 飯田由美子1 橘昌利1 永田博史1 今野昭義1

所属機関: 1千葉大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.71 - P.78

文献購入ページに移動
 はじめに
 超音波診断は,実時間表示される電子走査装置の開発と実用化により近年著しい進歩を遂げた。X線被曝がなく,ベッドサイドでの検査あるいは外来での検査が可能であり,今日あらゆる診療科において普及している。耳鼻咽喉科領域では疾患の視診,触診が可能であることなどのために,超音波検査の導入がやや遅れていた。しかし,大学病院や基幹病院においては耳下腺腫瘍,甲状腺腫瘍などの診断上の有用性が認識され,今や必須の画像診断法になりつつある。また,開業医における利用法1)についても報告され始めている。
 本稿では,超音波機器とその臨床応用を中心に解説を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?