文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の新しい器械,器具
Ⅳ.手術器械
文献概要
はじめに
内視鏡下手術は,この10年間に急速に発展し,外科臨床全般に大きな変革をもたらした1)。しかし,内視鏡下手術には,直視下でなくモニターを通じて行う鏡視下手術であり,直接臓器に触れずに遠隔操作で行う手術であるという2つの本質的な制約がある。この点の克服には,手術器機の進歩や周辺諸技術の発展の果たす役割が大きい。手術用ロボットは,現在,外科学への応用が最も期待されている新しい工学技術の中の1つである。
内視鏡下手術は,この10年間に急速に発展し,外科臨床全般に大きな変革をもたらした1)。しかし,内視鏡下手術には,直視下でなくモニターを通じて行う鏡視下手術であり,直接臓器に触れずに遠隔操作で行う手術であるという2つの本質的な制約がある。この点の克服には,手術器機の進歩や周辺諸技術の発展の果たす役割が大きい。手術用ロボットは,現在,外科学への応用が最も期待されている新しい工学技術の中の1つである。
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