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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科73巻6号

2001年05月発行

目でみる耳鼻咽喉科

骨組織への浸潤像を呈した頸静脈球型グロームス腫瘍

著者: 川島慶之1 野澤真理子1 堤剛1 喜多村健1 大野喜久郎2 河内洋3 小池盛雄3 岸本誠司4

所属機関: 1東京医科歯科大学耳鼻咽喉科学教室 2東京医科歯科大学脳神経外科学教室 3東京医科歯科大学病因・病理学教室 4東京医科歯科大学頭頸部外科学教室

ページ範囲:P.336 - P.337

文献概要

 中耳グロームス腫瘍は,1945年にRosenwasser1)により初めて報告されてから,欧米では数多くの報告があるが,本邦では1956年に切替ら2)により初めて報告されて以来約60例の文献報告があるに過ぎない。本腫瘍は病理組織学的には良性腫瘍である。しかし,血流に富み,頸静脈孔周囲骨組織へ破壊性,浸潤性に緩徐に発育し,1〜4%に遠隔転移の報告もある3,4)
 症例:24歳男性。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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