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原著
人工内耳により良好な聴覚補償を得たType Ⅲ Usher症候群の1例
著者: 宇良政治1 中村由紀夫1 真栄田裕行1 大輪達仁1 農東暁1 野田寛1
所属機関: 1琉球大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.627 - P.631
文献購入ページに移動Usher症候群(USH)1〜4)は感音性難聴と網膜色素変性を合併する遺伝疾患として知られ,視力障害も進行して盲に至るため,聴覚補償が極めて重要となる4)。
今回われわれは,同胞,いとこ,はとこに発症したUSHの1家系を経験し,進行性両側高度難聴に至った重症例に人工内耳埋め込み術を施行し,良好な経過を得たので報告する。
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