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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻1号

2002年01月発行

トピックス 院内感染の現況とその取り扱い

3.結核

著者: 定永恭明1 木下澄仁1 田中不二穂2 岳中耐夫2

所属機関: 1熊本市民病院耳鼻咽喉科 2熊本市民病院呼吸器科

ページ範囲:P.23 - P.25

文献概要

 はじめに
 『結核,みんな知ってる,忘れてる』これは当院の廊下にある結核啓蒙のポスターにある言葉であるが,誠に的を射たせりふである。近年減少傾向にあった結核の罹患率が上昇し,再興感染症(re-emerging infection disease)として注目されてきている1)。既にWHOでは1993年に結核緊急宣言を提唱したが,わが国でも同様に結核緊急事態宣言が出され,厚生労働省の資料によると図1に示すように集団感染,院内感染は着実に増加している。このような結核の院内感染症の問題に,当院での経験を基に耳鼻咽喉科医の立場から概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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