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原著
Landau-Kleffner症候群(獲得性てんかん性失語)の1例
著者: 北尻真一郎1 服部春生2 平海晴一3 西岡奈美江3 廣瀬知子3 加藤竹雄2 吉田真策4
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 2京都大学大学院発達小児科学 3公立豊岡病院耳鼻咽喉科 4公立豊岡病院小児科
ページ範囲:P.49 - P.52
文献購入ページに移動Landar-Kleffner症候群(以下,LKSと略)は小児期に発症し獲得性失語を示す症候群で,その言語機能障害の予後は悪い1〜5)。しかし聴力検査,ABR,頭部CTやMRIで異常所見はなく3),正しい診察ができなければ自閉症や心因性疾患として経過観察してしまい,治療が遅れる可能性がある。
今回われわれは,LKS症例を経験したので文献的考察を加えて報告する。
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