icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻10号

2002年09月発行

Current Article

ウイルス性内耳炎

著者: 福田諭12

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科病態制御学専攻 2北海道大学大学院感覚器病学講座耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野

ページ範囲:P.668 - P.676

文献概要

 はじめに
 ムンプスウイルス,麻疹ウイルスなどの全身ウイルス感染の際に,内耳炎が惹起され感音難聴が生じることは臨床的によく知られている事実である。一方,難聴という立場からみても感音難聴の原因の1つとしてのウイルス感染は重要なものであり,難聴の原因となるウイルス,その臨床像や病理所見,予防などについて知っておくことは臨床的にも重要である1〜7)
 本稿ではこのテーマの研究史,現在の動向について病理などを含め各ウイルスごとにふれ,その後,内耳ウイルス感染の課題と今後の対策について述べていきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら