文献詳細
原著
文献概要
はじめに
鼻・副鼻腔に発生する悪性腫瘍は大部分が上皮性腫瘍で,非上皮性腫瘍は比較的少ない。中でも平滑筋肉腫は極めて少なく,われわれが検索し得た限り,本邦においてはこれまでに16例の報告1〜16)をみるに過ぎない。
今回われわれは,上顎洞原発の平滑筋肉腫症例を経験したが,本例は手術療法,化学療法,放射線療法に抵抗し,予後は不良であった。本例の治療経過を若干の文献的考察を加えて報告する。
鼻・副鼻腔に発生する悪性腫瘍は大部分が上皮性腫瘍で,非上皮性腫瘍は比較的少ない。中でも平滑筋肉腫は極めて少なく,われわれが検索し得た限り,本邦においてはこれまでに16例の報告1〜16)をみるに過ぎない。
今回われわれは,上顎洞原発の平滑筋肉腫症例を経験したが,本例は手術療法,化学療法,放射線療法に抵抗し,予後は不良であった。本例の治療経過を若干の文献的考察を加えて報告する。
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