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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻11号

2002年10月発行

文献概要

原著

回転性めまいが初発症状であった聴神経腫瘍の3症例

著者: 兵佐和子1 萩森伸一1 池田進1 荒木倫利1 竹中洋1

所属機関: 1大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.787 - P.790

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 はじめに
 聴神経腫瘍は頭蓋内腫瘍のおよそ8〜10%,小脳橋角部腫瘍の約80%を占めている1)。その臨床像は蝸牛症状や前庭機能障害,小脳症状,顔面神経麻痺,三叉神経障害など多岐にわたるが,回転性めまいは19%と比較的少なく,初発症状となる症例は7%に過ぎない2)
 われわれは,回転性めまい発作を初発症状として当科を受診し,諸検査の結果,聴神経腫瘍と診断された3症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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