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特集 身体障害者福祉法と耳鼻咽喉科
5.身体障害者福祉法の診断書作成—嚥下障害
著者: 伊藤裕之1
所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.935 - P.941
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厚生労働省で身体障害の認定基準の見直しが検討されているといわれ,近い将来,認定基準が改正される可能性があるが,本稿では,2002年10月現在の認定基準に沿って嚥下障害の診断書の書き方について述べる。認定基準は身体障害者福祉法とその関連法令に準拠したものであり,現行判定基準に医学的に不合理と思われるものもあるとしても,それは法制上の問題であり,医学的な問題はない点に留意する。
ところで,身体に障害を有するものが公的医療・福祉サービスを受けるためには,身体障害者と認定されなければならない。脳血管障害などの嚥下障害においては,片麻痺や運動失調など複数の障害が重複している重複障害者が多いが,重複障害者であっても他の障害とは別に嚥下障害の認定が必要になる。
厚生労働省で身体障害の認定基準の見直しが検討されているといわれ,近い将来,認定基準が改正される可能性があるが,本稿では,2002年10月現在の認定基準に沿って嚥下障害の診断書の書き方について述べる。認定基準は身体障害者福祉法とその関連法令に準拠したものであり,現行判定基準に医学的に不合理と思われるものもあるとしても,それは法制上の問題であり,医学的な問題はない点に留意する。
ところで,身体に障害を有するものが公的医療・福祉サービスを受けるためには,身体障害者と認定されなければならない。脳血管障害などの嚥下障害においては,片麻痺や運動失調など複数の障害が重複している重複障害者が多いが,重複障害者であっても他の障害とは別に嚥下障害の認定が必要になる。
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