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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻13号

2002年12月発行

原著

眼痛を主訴とした陳旧性眼窩内側壁骨折の1例

著者: 馬場信太郎1 前田陽一郎2 渡邉弘子3 竹内直信1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・聴覚音声外科 2NTT東日本関東病院耳鼻咽喉科 3JR東京総合病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.965 - P.967

文献概要

 はじめに
 眼窩内側壁骨折は保存的に経過をみていても複視などが改善する場合が多く,自然治癒が90%とも報告されている1)。一方で,眼窩内側壁骨折を放置したことによる晩発性の副鼻腔への障害も報告されており1〜3),本疾患に対する手術的療法の是非に関しては論議の一致をみていない。
 今回われわれは,受傷約20年後に眼痛および視野欠損が出現した陳旧性眼窩内側壁骨折の1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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