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⑫甲状腺のエコー・CT・MRI
著者: 山田恵子1 五味直哉1 有賀明子1 澤野誠志1 河野敦1 小泉満1 山下孝1 杉谷巌2 鎌田信悦2
所属機関: 1癌研究会附属病院放射線科 2癌研究会附属病院頭頸科
ページ範囲:P.969 - P.977
文献購入ページに移動一般に最もよく知られている甲状腺の疾患であるバセドウ病は,検診で約1,000人に1人の割合でみつかるといわれている1)。橋本病はもっと頻度が高く,成人女性の20〜30人に1人にみられる。腺腫様甲状腺腫は触診で100人中5〜6人にみつかり,甲状腺癌は成人女性の1,000人に3人の割合でみつかるという。さらに,エコー(US)を行うと約半数に甲状腺の結節性病変がみられるといわれている。
本稿では,正常甲状腺およびこれら甲状腺疾患のUS,CTおよびMRI所見について述べたい。
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