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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻2号

2002年02月発行

原著

下肢遠位筋優位の筋萎縮,知覚障害に加え,中枢前庭障害を認めたCharcot-Marie-Tooth病が疑われた中枢・末梢神経変性症の1例

著者: 松崎真樹1 室伏利久1

所属機関: 1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.143 - P.147

文献概要

 はじめに
 進行性の神経疾患の中には,大きく分けて遺伝性のものと単発性のものとがあり,中には末梢神経系,中枢神経系の両者に病変を生じるものも少なくない。多彩な症候を呈する疾患にさらに外的因子が加わると,ときに確定診断が困難となる。
 今回,Charcot-Marie-Tooth病を疑わせる遠位筋優位の筋萎縮,知覚障害を呈したが,本疾患のみでは説明できない所見を認めた症例を経験したので,神経耳科学的所見を中心に報告し,鑑別診断についての考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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