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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻3号

2002年03月発行

原著

喉頭全摘術後の咽頭皮膚瘻

著者: 寺山善博1 折原廣己1 長舩宏隆1 小田恂1

所属機関: 1東邦大学医学部第一耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.187 - P.190

文献概要

 はじめに
 喉頭全摘術後の咽頭皮膚瘻の発生は,経口摂取の遅延や入院期間の延長の原因となり,また総頸動脈破裂を起こし得る危険な合併症である。患者のQOLを著しく低下させるため,頭頸部外科医にとっては回避すべき合併症の1つである。咽頭皮膚瘻の発生要因については,これまでに諸外国ではいくつかの報告1〜11)があるが,本邦における報告12〜14)は数少ない。
 今回,当科において喉頭悪性腫瘍の診断で喉頭全摘術を施行した症例を対象に,咽頭皮膚瘻の発生頻度,要因について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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