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連載 シリーズ/ここまでわかる画像
④喉頭・頸部のMRI
著者: 黒木岳人1 中島格1
所属機関: 1久留米大学医学部耳鼻咽喉科学講座
ページ範囲:P.319 - P.326
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頭頸部領域においてCT,MRIに代表される画像診断はいまや必要不可欠なものになっている。今回のテーマは喉頭・頸部のMRIということであるが,MRIを撮影するうえで問題になるのは本当にMRIが必用か,すなわちCTではいけないのかということである。
本稿では,頭頸部外科における実地臨床の立場からMRIの有効性について検討する。
MRIはCTと比較して以下のような利点がある。①組織コントラストが高い。②任意の方向からの直接撮像が可能である。③T1,T2強調像の比較により,ある程度の生化学的情報が得られる。④X線被曝がない。逆に欠点は,①検査時間が長く,撮像できない被験者がいる。また,動きによるアーティファクトが生じる。②石灰化やガスの検出能が低いなどがある。MRIを撮影するうえではこの利点を生かせるような症例を選択する必用がある。
頭頸部領域においてCT,MRIに代表される画像診断はいまや必要不可欠なものになっている。今回のテーマは喉頭・頸部のMRIということであるが,MRIを撮影するうえで問題になるのは本当にMRIが必用か,すなわちCTではいけないのかということである。
本稿では,頭頸部外科における実地臨床の立場からMRIの有効性について検討する。
MRIはCTと比較して以下のような利点がある。①組織コントラストが高い。②任意の方向からの直接撮像が可能である。③T1,T2強調像の比較により,ある程度の生化学的情報が得られる。④X線被曝がない。逆に欠点は,①検査時間が長く,撮像できない被験者がいる。また,動きによるアーティファクトが生じる。②石灰化やガスの検出能が低いなどがある。MRIを撮影するうえではこの利点を生かせるような症例を選択する必用がある。
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