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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科における手術の危険度 耳
6.中耳奇形手術
著者: 小田恂1
所属機関: 1東邦大学医学部第一耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.31 - P.34
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中耳奇形は小耳症や外耳道閉鎖症(鎖耳)などの高度な外耳奇形に合併するものと,身体の他の部分には異常がみられず中耳だけに奇形がみられるものとがある。中耳だけに奇形がみられるものでは,耳小骨の奇形が圧倒的に多い。
外耳の奇形は項を別にして記載されているので詳細は避けるが,外耳道閉鎖症(鎖耳)などの外耳奇形に伴う中耳奇形では,症例ごとに奇形の程度が異なり,手術に伴う副損傷の可能性も高くなる。
したがって,本稿で述べる内容は,先天性外耳道閉鎖症(鎖耳)を伴う中耳奇形と中耳奇形単独の場合の2つに分けて記述する。
中耳奇形は小耳症や外耳道閉鎖症(鎖耳)などの高度な外耳奇形に合併するものと,身体の他の部分には異常がみられず中耳だけに奇形がみられるものとがある。中耳だけに奇形がみられるものでは,耳小骨の奇形が圧倒的に多い。
外耳の奇形は項を別にして記載されているので詳細は避けるが,外耳道閉鎖症(鎖耳)などの外耳奇形に伴う中耳奇形では,症例ごとに奇形の程度が異なり,手術に伴う副損傷の可能性も高くなる。
したがって,本稿で述べる内容は,先天性外耳道閉鎖症(鎖耳)を伴う中耳奇形と中耳奇形単独の場合の2つに分けて記述する。
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