文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科における手術の危険度
鼻
文献概要
はじめに
リスクマネージメントは治療経過中に起こ得りるトラブルをいかに回避するかにある。鼻・副鼻腔腫瘍の手術においては腫瘍は本来その部位に存在しないもので,手術を行うとなると通常腫瘍の完全摘出を第1の目標とし,ときに破壊手術となる。その結果,リスクの面からみると常に問題が起こり得る状況と背中合わせにあるわけである。
トラブルの発生は,手術側のミスと患者側からみて手術後の予想外の結果も包括されるものである。インフォームドコンセントが重視されている今日の医療では,術者は手術内容を十分吟味し計画を立てると同時に,患者側に詳しく説明し,理解を得ておくことが鼻・副鼻腔腫瘍の治療上最も大切なことと思われる。
リスクマネージメントは治療経過中に起こ得りるトラブルをいかに回避するかにある。鼻・副鼻腔腫瘍の手術においては腫瘍は本来その部位に存在しないもので,手術を行うとなると通常腫瘍の完全摘出を第1の目標とし,ときに破壊手術となる。その結果,リスクの面からみると常に問題が起こり得る状況と背中合わせにあるわけである。
トラブルの発生は,手術側のミスと患者側からみて手術後の予想外の結果も包括されるものである。インフォームドコンセントが重視されている今日の医療では,術者は手術内容を十分吟味し計画を立てると同時に,患者側に詳しく説明し,理解を得ておくことが鼻・副鼻腔腫瘍の治療上最も大切なことと思われる。
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