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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科における手術の危険度 咽頭
34.乳幼児に対する気管切開術
著者: 川城信子1
所属機関: 1国立成育医療センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.165 - P.168
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乳幼児は身体的に発達段階にある。成人と比較し気管径は細く,頸部も短く,成人の気管切開のリスクに加えて,さらに種々の問題がある。また,手術後の管理の困難さとリスクもある。気管切開カニューレの管理は乳幼児においては長期になるので,術後管理が手術そのものより重要であると考える。リスクをふまえて,手術の前から家族によく説明し指導していくことが重要である。
乳幼児は身体的に発達段階にある。成人と比較し気管径は細く,頸部も短く,成人の気管切開のリスクに加えて,さらに種々の問題がある。また,手術後の管理の困難さとリスクもある。気管切開カニューレの管理は乳幼児においては長期になるので,術後管理が手術そのものより重要であると考える。リスクをふまえて,手術の前から家族によく説明し指導していくことが重要である。
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