文献詳細
原著
ナビゲーションシステムが有用であった鼻・副鼻腔神経鞘腫の1例
著者: 堀池修1 今手祐二1 田原哲也1 小野信周1 山下裕司1 河内茂人2
所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2山口大学医学部第2病理学教室
ページ範囲:P.473 - P.477
文献概要
近年,ナビゲーションシステムが内視鏡下副鼻腔手術に応用されるようになってきた1〜6)。これまでに蝶形洞手術やオリエンテーションの困難な再手術症例などでの使用経験が報告されている4〜6)。
今回われわれは,ナビゲーションシステムを用いて摘出した鼻・副鼻腔神経鞘腫の1症例を経験した。本症例では,ナビゲーションシステムを併用した内視鏡下鼻内手術が有用であった。その診断,治療,経過などを呈示し,若干の文献的考察を加えて報告する。
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