icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科74巻8号

2002年07月発行

文献概要

鏡下咡語

Killian-Shirabe(K・S)額帯鏡

著者: 調賢哉1

所属機関: 1調耳鼻咽喉科クリニック

ページ範囲:P.540 - P.541

文献購入ページに移動
 はじめに
 漫画に出てくるお医者さんは,白衣,聴診器とならんで,必ず額帯反射鏡を持っている。この額帯反射鏡は,あたかもお医者さんの「シンボル」のようになっているが,実際に使うのは耳鼻咽喉科専門医だけである。これは,真ん中に穴が開いただけの凹面鏡にすぎない。1860年頃から使用されたらしいが,最初の電気のなかった時代は太陽やろうそくの炎を光源に使用していた。やがて電球の普及とともに非常に重宝がられる存在となった。
 しかし,直達鏡検査を行う必要から,反射光を使わず前端に豆電球を付けた額帯ランプが普及し始めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?