icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻1号

2003年01月発行

原著

131I治療を施行した甲状腺癌遠隔転移例の検討

著者: 中野宏1 中井茂1 大西弘剛1 上田大1 島田剛敏1 四ノ宮隆1 久育男1 牛嶋陽2

所属機関: 1京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室 2京都府立医科大学放射線科学教室

ページ範囲:P.53 - P.57

文献概要

I.はじめに

 分化型甲状腺癌は一般に発育が緩徐であり,比較的予後良好とされている。治療法は,化学療法や外照射による放射線治療は効果が期待できず外科的摘出が主体となる。遠隔転移をきたした症例に対しては131Iによるアイソトープ治療が施行されることが一般的であり,その有用性については既に多くの報告がある。

 今回われわれは,過去 7年間に131Iによるアイソトープ治療を施行した分化型甲状腺癌遠隔転移例20例について,安全性,治療効果などについて検討し,その適応について再考した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら