文献詳細
原著
化学療法が著効を示した嗅神経芽細胞腫の1例
著者: 宮里麻鈴1 福島典之1 川本浩子1 森良樹1 大久保剛1
所属機関: 1県立広島病院耳鼻咽喉科頭頸部外科
ページ範囲:P.693 - P.696
文献概要
嗅神経芽細胞腫は嗅神経上皮を発生母地とし,鼻腔嗅部に好発する悪性腫瘍である。その発生頻度は鼻腔腫瘍の約3%である1)。治療法として,一般的には手術と放射線療法の併用が勧められている1)。一方,化学療法については有効であるとの報告も散見される1)。
今回われわれは,化学療法が著効を示した嗅神経芽細胞腫の1例を経験したので報告する。
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