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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻10号

2003年09月発行

原著

乳幼児の囊胞状リンパ管腫に対するOK-432による硬化療法―手術を考慮する前に

著者: 工藤典代1 留守卓也1

所属機関: 1千葉県こども病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.699 - P.701

文献概要

I.はじめに

 囊胞状リンパ管腫は,頭頸部領域に出現することが多い良性の腫瘍性疾患であり,乳児期に増大傾向を示すことが多い1,2)。腫瘍の大きさも様々であり,審美的にも患児とその家族の苦悩は極めて大きい3)。治療はOK-432による硬化療法が一般的であるが4~6),一方でその副作用が強調され外科的切除を第1選択とする記載も散見される7~10)

 今回われわれは,当科で経験した具体例を挙げ,OK-432による硬化療法の効果と副作用につき報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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