icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻11号

2003年10月発行

原著

外耳道に寄生したフタトゲチマダニの1症例

著者: 中山貴子1 川口博史2 斎藤一三3 石井豊太4 新田光邦4 栗原里佳1 岡本牧人1

所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2国立相模原病院皮膚科 3横浜市立大学寄生虫学教室 4国立相模原病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.809 - P.811

文献概要

I.はじめに

 外耳道異物は,日常診療において時々遭遇する疾患であり,異物の種類は有生異物と無生異物に分けられる1)。有生異物の中でもマダニ類は異物としての存在のみでなく,リケッチア感染症の日本紅斑熱やスピロヘータ感染症であるライム病などを発症する可能性があり注意すべきであるとされている2~6)

 今回われわれは,外耳道に寄生したフタトゲチマダニの1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら