文献詳細
原著
文献概要
I.はじめに
舌根部囊胞は,舌根部甲状舌管囊胞や舌根部貯留囊胞など舌根部にできる囊胞の総称で,比較的稀な疾患である1)。
最近われわれは,舌根部囊胞の新生児例と成人例の2症例を経験した。新生児例では啼泣時にチアノーゼを呈し,成人例は咽喉頭異常感を主訴とした。これらの経過と診断および治療について,新生児例と成人例を比較し文献的考察を加え報告する。
舌根部囊胞は,舌根部甲状舌管囊胞や舌根部貯留囊胞など舌根部にできる囊胞の総称で,比較的稀な疾患である1)。
最近われわれは,舌根部囊胞の新生児例と成人例の2症例を経験した。新生児例では啼泣時にチアノーゼを呈し,成人例は咽喉頭異常感を主訴とした。これらの経過と診断および治療について,新生児例と成人例を比較し文献的考察を加え報告する。
掲載誌情報