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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻12号

2003年11月発行

文献概要

原著

急速に進行する両側感音難聴を初発症状とした髄膜癌腫症の1例

著者: 渡邊健一12 日高浩史1 水谷伸1 横山純吉1 大島猛史1

所属機関: 1いわき市立総合磐城共立病院耳鼻咽喉科 2現籍:国立仙台病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.890 - P.893

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I.はじめに

 髄膜癌腫症とは,悪性腫瘍の癌細胞が脳・脊髄の髄膜へび漫性浸潤することにより髄膜刺激症状,頭蓋内圧亢進症状,脳・脊髄神経障害などを引き起こす極めて予後不良の疾患である1)。原発部位としては乳癌,肺癌,胃癌などの腺癌あるいは悪性黒色腫が多く報告されている1,2)

 今回われわれは,急速に進行する両側感音難聴を初発症状とした乳癌原発の髄膜癌腫症の症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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