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文献概要
特集 薬物による聴覚障害
3.白金製剤による難聴の基礎と臨床
著者: 原晃1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.107 - P.109
文献購入ページに移動I.はじめに
白金製剤であるシスプラチン(CDDP)ならびにカルボプラチンは,いずれも頭頸部腫瘍に対する化学療法剤としても主流な薬剤であり,その使用頻度は極めて高い。一方,これら白金製剤による難聴も多くの報告があるが,その詳細,機序,治療法は必ずしもコンセンサスを得たものとはいい難い。
そこで本稿では,白金製剤による難聴の頻度,難聴発現の機序,難聴の最適な検出法,さらには治療法について最新の文献のreviewを中心に詳述する。
白金製剤であるシスプラチン(CDDP)ならびにカルボプラチンは,いずれも頭頸部腫瘍に対する化学療法剤としても主流な薬剤であり,その使用頻度は極めて高い。一方,これら白金製剤による難聴も多くの報告があるが,その詳細,機序,治療法は必ずしもコンセンサスを得たものとはいい難い。
そこで本稿では,白金製剤による難聴の頻度,難聴発現の機序,難聴の最適な検出法,さらには治療法について最新の文献のreviewを中心に詳述する。
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