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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻2号

2003年02月発行

原著

巨大な上皮小体癌の1症例―その診断および反回神経の走行

著者: 林歩1 寺田哲也1 河田了1 竹中洋1

所属機関: 1大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.129 - P.132

文献概要

I.はじめに

 上皮小体癌は比較的稀な疾患であり,原発性上皮小体機能亢進症の中で癌の占める割合は0.6~4%程度といわれている1)。上皮小体癌は一般に腺腫や過形成と比較して大きいものが多いが,50mmを超えるものは10%程度と報告されている2)

 今回われわれは,直径60mmの巨大な上皮小体癌を経験した。その症例を報告するとともに,上皮小体癌の診断および反回神経の走行について考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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