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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻5号

2003年04月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の機能検査―何がどこまでわかるか―

I.聴覚検査

4.ティンパノメトリ

著者: 泰地秀信1

所属機関: 1国立病院東京医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.32 - P.37

文献概要

I.はじめに

 ティンパノメトリ(tympanometry:TM)は外耳道の圧変化に対する中耳インピーダンスの相対的変化を調べるもので,インピーダンス・オージオメータにより検査を行う。インピーダンス・オージオメータの概念は1940年代よりあるが(Metz, 1946),実際の臨床応用は1970年代になって進んできた(Jerger, 1970)1)。機器の基準は1987年に確立され(ANSI),TMは中耳の状態を他覚的に調べる検査法として広く用いられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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