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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の機能検査―何がどこまでわかるか―
II.耳管機能検査(加圧減圧耳管機能検査,音響耳管検査)
著者: 髙橋晴雄1
所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座 耳鼻咽喉病態制御学
ページ範囲:P.71 - P.78
文献購入ページに移動I.はじめに
中耳は常に換気・調圧されて平圧(大気圧)に保たれていなければ,その最も重要な機能である伝音機能を維持できないが,耳管はその中耳の換気・調圧に重要な役割を演じている。
耳管機能検査は現在使いやすい検査機器も市販されており,耳鼻咽喉科医にとって身近なものになっている。
本稿ではこれらの機器で行える加圧減圧耳管機能検査(加圧減圧法)と音響耳管検査(音響法)を紹介し,それぞれの対象,適応,原理,手技,装置,結果の解釈などについて述べる。
中耳は常に換気・調圧されて平圧(大気圧)に保たれていなければ,その最も重要な機能である伝音機能を維持できないが,耳管はその中耳の換気・調圧に重要な役割を演じている。
耳管機能検査は現在使いやすい検査機器も市販されており,耳鼻咽喉科医にとって身近なものになっている。
本稿ではこれらの機器で行える加圧減圧耳管機能検査(加圧減圧法)と音響耳管検査(音響法)を紹介し,それぞれの対象,適応,原理,手技,装置,結果の解釈などについて述べる。
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