icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻5号

2003年04月発行

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の機能検査―何がどこまでわかるか―

V.めまい検査

5.迷路刺激検査 ④GBST検査

著者: 將積日出夫1

所属機関: 1富山医科薬科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.161 - P.164

文献概要

I.はじめに

 GBSTは,Galvanic Body Sway Testの4つの頭文字をとった略語で,電気性身体動揺検査と同義である。刺激に平流(galvanic current)を用い,誘発される身体動揺を重心動揺検査装置で記録する。前庭神経炎や聴神経腫瘍などの後迷路性前庭障害診断のための重要な検査法である。一般に,身体動揺誘発に必要な電気刺激強度は眼球運動誘発に必要なものに比べ小さく,生体に対する負荷が少ない1,2)。関谷ら3~5)により身体動揺反応をコンピュータにより加算する方法が考察されてから客観的な評価が可能となってきた。

 本稿では,当科で行っているGBST検査の実際とその臨床的意義を紹介する6,7)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら