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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻6号

2003年05月発行

原著

伝染性単核球症に続発した血球貪食症候群の1症例

著者: 森正1 八田千広2 森裕司3 寺田友紀2 阪上雅史2

所属機関: 1宝塚市立病院耳鼻咽喉科 2兵庫医科大学耳鼻咽喉科学教室 3鐘紡記念病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.380 - P.383

文献概要

I.はじめに

 伝染性単核球症は,思春期以降にEBウイルスに初感染することにより生じる全身症状を伴った感染症で,耳鼻咽喉科医にとって日常診療においてしばしば遭遇する疾患である。細菌性扁桃炎に比べて全身症状が強いが,保存的治療で軽快・治癒することが多いとされている1)

 今回われわれは,伝染性単核球症罹患後に血球貪食症候群を続発し死亡したと考えられた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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