文献詳細
特集 耳鼻咽喉科領域の皮膚・粘膜疾患
文献概要
I.はじめに
口腔は,常に外部に開かれているため外からの感染や食物,異物による刺激を受けやすく,これらの直接的作用による病変や症状を呈する。またその一方で,口腔とは離れた皮膚やそのほか全身疾患の間接的作用,あるいはその部分症状として病変が生じることも稀ではない。したがって,その診察にあたってはそれらのことを常に念頭に置く必要がある。
本稿では,口腔粘膜の主な潰瘍・炎症性疾患を中心に概説する。
口腔は,常に外部に開かれているため外からの感染や食物,異物による刺激を受けやすく,これらの直接的作用による病変や症状を呈する。またその一方で,口腔とは離れた皮膚やそのほか全身疾患の間接的作用,あるいはその部分症状として病変が生じることも稀ではない。したがって,その診察にあたってはそれらのことを常に念頭に置く必要がある。
本稿では,口腔粘膜の主な潰瘍・炎症性疾患を中心に概説する。
掲載誌情報