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原著
急性中耳炎に続発した化膿性髄膜炎の1例
著者: 佐藤賢太郎1 岡本牧人1
所属機関: 1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.563 - P.565
文献購入ページに移動I.はじめに
近年,抗菌剤の発達により耳性化膿性髄膜炎は減少している。耳性化膿性髄膜炎の原疾患は慢性中耳炎の急性増悪や真珠腫性中耳炎が多く,成人で急性中耳炎に伴う化膿性髄膜炎は少ない1)。急性中耳炎は耳鼻咽喉科の日常診察では最も多く遭遇する疾患の1つである。一方,耳性化膿性髄膜炎は発症すると重篤な状態に陥る可能性が極めて高く,早期の診断および適切な対応が重要である。
今回われわれは,急性中耳炎に続発した化膿性髄膜炎を経験したので報告する。
近年,抗菌剤の発達により耳性化膿性髄膜炎は減少している。耳性化膿性髄膜炎の原疾患は慢性中耳炎の急性増悪や真珠腫性中耳炎が多く,成人で急性中耳炎に伴う化膿性髄膜炎は少ない1)。急性中耳炎は耳鼻咽喉科の日常診察では最も多く遭遇する疾患の1つである。一方,耳性化膿性髄膜炎は発症すると重篤な状態に陥る可能性が極めて高く,早期の診断および適切な対応が重要である。
今回われわれは,急性中耳炎に続発した化膿性髄膜炎を経験したので報告する。
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