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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科75巻9号

2003年08月発行

原著

生後2か月で発症した咽後膿瘍の1症例

著者: 東野正明1 伊藤尚1 高巻京子1

所属機関: 1市立枚方市民病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.651 - P.654

文献概要

I.はじめに

 咽後膿瘍は,上気道閉塞を伴い重篤な経過をとることがある。的確な診断のうえ,早急に適切な治療が必要な疾患である。乳幼児に多いとされてきた本疾患も中高年に増加している傾向にある1)。乳幼児では抗生剤の発達によって比較的稀な深頸部感染症となった。しかし,耐性菌が増加してきており,発生原因や原因菌に変化が起きているため1),時に重篤化することもあり,十分な注意が必要である。

 今回われわれは,生後2か月で発症した咽後膿瘍の1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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