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文献概要
シリーズ 耳鼻咽喉科における日帰り手術・短期入院手術
①鼻茸切除術
著者: 上條篤1 増山敬祐1
所属機関: 1山梨大学医学部耳鼻咽喉科学講座
ページ範囲:P.69 - P.73
文献購入ページに移動I.はじめに
鼻茸の罹患率は欧米では1~4%といわれており,日常診療においてよくみかける疾患である。鼻茸切除術は,耳鼻咽喉科手術の中でも日帰りもしくは短期入院に適した手術の1つであり,従来より,各施設で盛んに行われている。最近では内視鏡を用いた手術が主流となり,いっそう安全に,正確に施行されるようになってきた。しかし,「鼻茸があるからそれを切除する」というような短絡的な発想ではなく,疾患の背景や異なる病態を考慮したうえで治療していく姿勢が必要である。
鼻茸の罹患率は欧米では1~4%といわれており,日常診療においてよくみかける疾患である。鼻茸切除術は,耳鼻咽喉科手術の中でも日帰りもしくは短期入院に適した手術の1つであり,従来より,各施設で盛んに行われている。最近では内視鏡を用いた手術が主流となり,いっそう安全に,正確に施行されるようになってきた。しかし,「鼻茸があるからそれを切除する」というような短絡的な発想ではなく,疾患の背景や異なる病態を考慮したうえで治療していく姿勢が必要である。
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