icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻10号

2004年09月発行

原著

良性発作性頭位めまい症に対する同一日内の頭位変換療法反復施行の検討

著者: 藤井守1

所属機関: 1中国電力株式会社中電病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.705 - P.707

文献概要

I.はじめに

 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo:以下,BPPVと略す)に対しては,その原因と推測される半規管内の耳石片を卵形囊へ戻す頭位変換療法(canalith repositioning procedure:以下,CRPと略す)が第1選択の治療法となっている。当科での初回治療時の有効率は約70%1)であり,Epleyら提唱者自身の報告2~6)に比較すると低い有効率であった。

 そこで,CRP施行中の眼振方向の変化を観察し,その結果によってはCRPを反復することで,有効率の向上が得られるか否かを検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら