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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻10号

2004年09月発行

原著

自然排出した巨大な耳下腺唾石の1症例

著者: 長谷川武1 竹腰英樹1 青木大輔1 大野俊哉1 菊地茂1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.715 - P.718

文献概要

I.はじめに

 唾石症は日常臨床においてよく遭遇する疾患である。顎下腺に好発し,次いで耳下腺,舌下腺の順に報告されている1)。全唾石症のうち耳下腺唾石症の割合は,本邦では0.6~10.5%,欧米では0.6~20.6%と報告されている2~4)。治療は唾石の存在部位によるが,保存的に自然排出を期待する症例や,また口内法もしくは外切開により摘出術を施行する症例がある。

 今回われわれは,自然排出した巨大な耳下腺唾石症を経験したので文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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