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原著
急性喉頭蓋炎の臨床的検討
著者: 香取秀明1 佃守2 田口享秀2 石戸谷淳一1 池田陽一1 木村真知子1 廣瀬正二1 佐久間康徳1 山本馨1
所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科 2横浜市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.721 - P.724
文献購入ページに移動急性喉頭蓋炎は声門上部に発症する急性感染症で,炎症は喉頭蓋から披裂部に及ぶ。ときとして急激に上気道閉塞をきたし,気管切開が必要となり,臨床上,注意が必要である。
今回われわれは,横浜市立大学医学部附属病院と横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科で加療をした急性喉頭蓋炎症例96例の背景因子,臨床症状などを検討した。本疾患の特性を再認識し,また,気管切開を施行するに当たって診断基準の一助となる因子をretrospectiveに検索し,その有用性を検討した。
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