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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻10号

2004年09月発行

文献概要

原著

急性喉頭蓋炎の臨床的検討

著者: 香取秀明1 佃守2 田口享秀2 石戸谷淳一1 池田陽一1 木村真知子1 廣瀬正二1 佐久間康徳1 山本馨1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科 2横浜市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.721 - P.724

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I.はじめに

 急性喉頭蓋炎は声門上部に発症する急性感染症で,炎症は喉頭蓋から披裂部に及ぶ。ときとして急激に上気道閉塞をきたし,気管切開が必要となり,臨床上,注意が必要である。

 今回われわれは,横浜市立大学医学部附属病院と横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科で加療をした急性喉頭蓋炎症例96例の背景因子,臨床症状などを検討した。本疾患の特性を再認識し,また,気管切開を施行するに当たって診断基準の一助となる因子をretrospectiveに検索し,その有用性を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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