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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻11号

2004年10月発行

原著

耳介に生じたbotryomycosisの2症例

著者: 小泉康雄1 池園哲郎1 八木聰明1 石渡俊行2

所属機関: 1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室 2日本医科大学附属病院病理部

ページ範囲:P.773 - P.776

文献概要

I.はじめに

 Botryomycosisは血管拡張性肉芽腫とも呼ばれ,特徴的な病理組織像から診断される。直径10mmまでの鮮紅色ドーム状腫瘤または有茎性腫瘤を形成し,外的刺激により容易に出血する。好発部位は手指,顔面,頸部であるが,耳鼻咽喉科領域での報告は少ない1,2)

 今回われわれは,耳輪脚に生じたbotryomycosisと外耳道入口部に生じたbotryomycosisの2症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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