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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻12号

2004年11月発行

文献概要

原著

下垂体腫瘍摘出術後に脳膿瘍を形成した蝶形骨洞篩骨洞囊胞の1例

著者: 藤岡正人1 五島史行12 國弘幸伸1 荒木康智1 深谷和正3 小川郁1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2日野市立病院耳鼻咽喉科 3佐野厚生病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.867 - P.870

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I.はじめに

 経蝶形骨洞下垂体手術後には蝶形骨洞内に囊胞が生じる可能性がある。しかし,実際に蝶形骨洞内に囊胞が生じ外科的対応が必要となることは稀である1)

 今回われわれは,経蝶形骨洞下垂体手術23年後に視力障害で発症し,脳膿瘍の形成が認められた巨大な蝶形骨洞篩骨洞囊胞の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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