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原著
下垂体腫瘍摘出術後に脳膿瘍を形成した蝶形骨洞篩骨洞囊胞の1例
著者: 藤岡正人1 五島史行12 國弘幸伸1 荒木康智1 深谷和正3 小川郁1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2日野市立病院耳鼻咽喉科 3佐野厚生病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.867 - P.870
文献購入ページに移動経蝶形骨洞下垂体手術後には蝶形骨洞内に囊胞が生じる可能性がある。しかし,実際に蝶形骨洞内に囊胞が生じ外科的対応が必要となることは稀である1)。
今回われわれは,経蝶形骨洞下垂体手術23年後に視力障害で発症し,脳膿瘍の形成が認められた巨大な蝶形骨洞篩骨洞囊胞の1例を経験したので報告する。
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