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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻12号

2004年11月発行

文献概要

原著

口腔底類皮囊胞の2症例

著者: 宮丸悟1 緒方憲久1 竹村考史1 湯本英二1

所属機関: 1熊本大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室

ページ範囲:P.887 - P.892

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I.はじめに

 類皮囊胞は身体各部に発生し,頭頸部領域の発生率は全体の約6.9%であるが1),口腔底に発生するものは,そのうちの約23%と比較的多い。

 われわれは,口腔底に発生した巨大な類皮囊胞の2症例を経験した。いずれも口内法単独で,囊胞壁を破ることなく一塊として摘出することができた。本稿では,われわれの経験した2症例の概要を述べ,併せて口腔底に発生した類皮囊胞について,摘出方法を中心に検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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