文献詳細
原著
文献概要
I.はじめに
鼻石症は日常臨床では比較的稀な疾患である。鼻石は鼻腔内にとどまった異物などが核となりその周囲に分泌物中のリン酸カルシウム,炭酸カルシウム,またはマグネシウムなどが沈着し形成されると考えられている1)。
今回われわれは,鼻腔内に逆生歯牙を核として鼻石を形成したと考えられる症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
鼻石症は日常臨床では比較的稀な疾患である。鼻石は鼻腔内にとどまった異物などが核となりその周囲に分泌物中のリン酸カルシウム,炭酸カルシウム,またはマグネシウムなどが沈着し形成されると考えられている1)。
今回われわれは,鼻腔内に逆生歯牙を核として鼻石を形成したと考えられる症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。
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